伊予鉄道郡中線の郡中駅から徒歩2分。歴史を感じさせる郡中の町並みを歩いていくと、老舗定食屋の濱田屋が見えてきます。
明治25年創業の濱田屋はどこか懐かしい、落ち着くレトロな雰囲気。店内にはテレビや漫画も置いてあり、お昼時にはたくさんの人で賑わう昔ながらの定食屋です。

看板メニューのカツ丼

濱田屋の名物と言えばカツ丼！世間一般のカツ丼との大きな違いは玉子がかかっていないことです。玉子がかかっていないので、揚げたてのカツのサクサクとした食感を味わうことができます。また昔から継ぎ足して作られているタレがカツとご飯にしみ込んでいて絶品！遠方からこのカツ丼を食べに来られるお客さんも多いそうです。

なぜこのようなカツ丼が誕生したのか。「詳しいことはわからないんですけど、おそらく初代が『カツ丼』という言葉のイメージだけで作ったからだと思います。玉子がかかっているとは思わなかったのでしょうね。」と、店主の濱田さん。現在も濱田屋だけのカツ丼を作り続けています。

今の時代に合ったものを

お客様の要望をきっかけに、試作と試食を繰り返しながらメニューを増やすこともあるとのこと。「昔ながらの味も大切にしつつ、今の時代に合ったものも取り入れるようにしています」と濱田さんは語ります。
昔ながらの味と今の時代を大切にしている、濱田屋。皆さんも濱田屋ならではの味をぜひご賞味ください。

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取材：TAMA