JICA実習生のおすすめ ~黄色い丘(犬寄峠)~
2024.04.08
令和5年度からスタートした、JICA海外協力隊が赴任前訓練として伊予市の地域づくり活動に参加する「グローカルプログラム」。
JICA候補生の方には、訓練期間中に伊予市のおすすめについて投稿していただきました。
今回は、コミュニティ開発の分野でタンザニアに派遣予定の『加藤 束瑳(かとう つかさ)』さんのおすすめをご紹介します。
黄色に染まる絶景の丘
JICA海外協力隊グローカルプログラムに参加し、伊予市で活動中の加藤束瑳(かとちゃん)です。
伊予市滞在中に見つけた私の思い出深い場所をご紹介します。
伊予市街から車で15分ほど、山道をくねくね登った先にある場所が、私がおすすめする「犬寄峠の黄色い丘」です。
犬寄峠の由来は、かつてこの峠に多くの山犬(野犬)がおり、旅人をしばしば襲っていたことがあったためだとか。そんなおぞましい由来とは反対に、菜の花とミモザが一面植えられた綺麗な丘が姿を現します。(※山犬は出てきませんのでご安心ください)
ここはもともとみかん農園で、耕作放棄で荒れた土地を開墾したのがはじまりでした。
土地の所有者から借りて現在管理されている方が、御年76歳を迎える松浦さんです。
松浦さん「過疎・高齢化の地域に人の集まる場所を作りたい!」
そんな強い思いで12年前から活動をはじめ、現在では2.5ha(東京ドーム約半分の広さ)という広大な土地にまで広がりをみせています。
毎年3月には、「国際女性デー」のシンボルであるミモザにちなんで「ミモザ祭り」が開催されています。イベント開催や出店もあり、多くの人で賑わいを見せています。
また、この丘は、菜の花やミモザに限らず季節ごとに植物を植え替えているため、年中季節の花々が咲き乱れるスポットになっています。
「小さな幸せ」が花言葉である菜の花の甘い香りと眼前に広がる花々に、あなたもきっと心を奪われることでしょう…。
日常の中でふと見失いがちな「小さな幸せ」を、ぜひ体感しに行かれてはいかがでしょうか?
所在地 | 伊予市双海町上灘2058 |
休業日 | 無休 |
営業時間 | なし(散策自由) |
駐車場 | 50台(無料) |
お問い合わせ | 080-5664-2327(管理人:松浦さん) |
JICA候補生プロフィール
名前:加藤 束瑳(かとう つかさ)
在住地:岐阜県
任国:タンザニア
職種:コミュニティ開発