愛ヤギとともに「美味しいコーヒー」を求めて
2023.12.28
PROFILE
炭田航希(すみたこうき)神奈川県出身
Coffee Reverb
Instagram:https://www.instagram.com/coffee_reverb_boy/
営業日などの情報は、Instagramをご覧ください。
春には丘一面に菜の花が咲き誇り、秋にはアサギマダラが訪れる。伊予市の絶景スポットの一つ、中山町佐礼谷の「黄色い丘」。そんな自然豊かな佐礼谷で、愛ヤギのティピカくんとともに生活しながら日々「美味しいコーヒー」を探求し続けている、炭田航希さん。なんと元々コーヒーはそれほど好きではなかったとのこと!
コーヒーの世界への目覚め
炭田さんがコーヒーの世界に目覚めたのは28歳のとき。東京のとあるカフェの前を通りがかった際に、大きな焙煎機を使いながら働く職人さんたちの姿がカッコよく映ったのがきっかけ。その後東京のコーヒー屋に入社するも、想像をはるかに超える激務で精神がボロボロになってしまい、退職。「自身の無力さを感じながらも、その翌日には自然と愛媛へ足を運んでいました」と当時を思い出しながら炭田さんは語ります。
「なんとなく」いいなと思った方へ
炭田さんが愛媛に来た理由は「なんとなく」。昔旅行でたまたま愛媛を訪れたことがあり、町にも人にもあたたかい雰囲気を感じて、いつかは移住しようと、なんとなく思ったとのこと。移住してすぐに松山市でコーヒーの師匠と出会い、歴代最速で修行を卒業。開業準備を進めることとなります。物件を探していたところ、師匠から紹介されて見に行ったのが伊予市中山町佐礼谷の古民家。すぐに入居を決めたそうです。「移住先や物件を決めるときにはやっぱり実際に自分の目で見てみることが大切ですね。五感で得た情報は一番価値がある情報だと僕は思います」と炭田さん。
癒しの存在、ヤギ
伊予市に来てからの生活について炭田さんは、「東京では体験できない贅沢な時間を過ごしています。新鮮な柿を採って食べたり、夜には星空を眺めながらギターを弾いたり。伊予市に来てそういった贅沢を感じる余裕ができました」と語ります。また炭田さんにとってなにより大切な存在が愛ヤギのティピカくん。
2人はとても仲良し!ティピカくんはとても人懐っこい性格で地域の方やお客さん達からも愛されています。ヤギと一緒に暮らしたいという学生時代からの長年の夢が叶い、佐礼谷の自然の中でティピカくんとの生活を楽しんでいます。
ゴールがないことが楽しい
愛ヤギとともに自然の恵みを享受しながら暮らしている炭田さん。現在はティピカくんとともに黄色い丘でコーヒーのテイクアウトと豆の販売、ウェブショップで豆と器具を販売しているほか、イベントやマルシェにも出店しています。コーヒーの世界に踏み込むほどに奥深さを感じているとのこと。「コーヒーはどこまで進んで行ってもゴールがない世界。僕はそれが楽しいです。これからも『美味しいコーヒー』を探求していきます」と笑顔で語る炭田さん。
炭田さんとティピカくんの物語はまだスタートしたばかりです。
取材:TAMA
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サポートする地域団体のご紹介
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伊予市中山町 佐礼谷地区
昭和の風景が残る山間集落
松山市(県庁所在地)や空港からのアクセスがよい当地区は、田園風景や古い農業倉庫など懐かしい風景が残る集落。中山栗や佐礼谷ゆずこしょうなど特産品も多く、就農目的やIターンのファミリーや、定年退職者などが移住しています。移住体験施設の開設も計画中です。
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伊予市 郡中地区
歩いて暮らせる郡中まち暮らし
生活施設が集中し車がなくても安心して暮らせる中心市街地でありながら、海・山・里の新鮮な食材と豊かな自然環境が揃っています。市の第3セクターである「まちづくり郡中」では、移住を希望される方に、まち案内や住宅見学などを行っています。
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愛媛県内最古の木造校舎で学ぶ
瀬戸内海と豊かな里山が背中合わせになり、傾斜地を利用して柑橘をはじめ多くの果実が生産されている地域です。まちづくり学校 双海人(ふたみんちゅ)では、児童数の減少に危機感を抱き「学校を守れ」を合言葉に移住の受け入れを行っています。