大好きな伊予市で私ができるコト。
2023.12.14
結婚をきっかけに、2006年に東京から伊予市に移住した、井ノ口晴加さん。
「都会から、こんな田舎によく来たね」「東京には何でもあるけど、伊予市は何にもないやろ」
伊予市に移り住んだ当初は、こんな言葉をよくかけられたといいます。
自然が豊かで、人が優しく、食べ物も美味しい!こんなに素敵な場所なのに…
伊予市の事が大好きな人たちなのに「こんなところ」とマイナスに表現してしまうことがちょっぴり悲しいと思いました。
そこで、住んでいる人たちが「伊予市って良いよね!」と言い合えるような環境で子育てがしたいと思い、子どもやママたちを対象にしたワークショップなどを始めたそうです。
それから、10数年…
ライフスタイルの変化とともに、自分自身にも目を向けたくなった晴加さん。
次第に、「自分自身を大切にしたい」「自分の地域を大切にしたい」「自分の周りの環境も大切にしたい」と考えるようになりました。
10年後20年後の私、地域、地球がよりよい状態であるように、今できることは何だろう、やらなければならないことは何だろう。
こんなことを一緒に考え活動していける仲間とつながりたいと思い、「FILLgreen」の活動を始めました。
他の誰かと一緒に「おいしいね」って食べる時間は、心にも優しい。
晴加さんの思いに、「せっかくなら、地域に還元できると良いね」と実母がアドバイスしてくれたこともあり、「FILLgreen」の活動の一環として、YAKINIKU DAYSの一角で子ども食堂を始めました。
一人でも続けていけるようにと、定員10人のアマヤドリ食堂。
環境や、身体に注目して、できるだけ有機や自然栽培で育てた作物を入手し、子どもたちに食事の提案をしていきたいと考えているそうです。
「絶対オーガニックじゃないとダメという提案ではなく、『今日、アマヤドリ食堂にいったらそんな食事ができたよ~!』と言ってもらえて、口コミで少しずつ広がっていってくれたらいいなと思っています。
色々な事情で、孤食や欠食になる子供たちが、いつか来てくれるといいな~と思いながら、構えすぎずに活動をしていきたい」と、素敵な笑顔で思いを語ってくれました。
10年後、20年後の私、地域、地球がより良い状態であるように、今できることを!
また、海岸のごみ拾いや、瀬戸内海で激減しているスナメリ(日本沿岸でも見られるイルカ類で、もっとも体が小さいクジラの仲間)をテーマにしたワークショップを開催するなど、未来のために、今できることに取り組んでいる晴加さん。
この思いに賛同し、一緒に活動していく人が少しずつ増えていく事が、何より嬉しいそうです。
「何にもない田舎だとは思わないで欲しい。都会で育った私からすると、伊予市の人が優しいところ!それが全てを物語っていると思う。みんなが子供に声をかけてくれる、せかせか早足で歩く人はおらず、農家さんが作った美味しい採れたて野菜をすぐに味わうことができる。山があり、海があり、豊かな暮らしに必要なものは全てそろっている。そんな素敵な地域のために、今、私にできることを取り組んで行きたい」
晴加さんの思いは、未来へと繋がります。
取材:YUKA
PROFILE
2022年から、愛媛県伊予市にて活動しておりますFILL greenです。
10年後20年後の私、地域、地球がより良い状態であるように、今、私にできることは何か。今、私がやらなければならないことは何か。
このことを一緒に考え活動していける仲間とつながりたくて活動を始めました。
*イベント開催
*月に1回 子どものためのアマヤドリ食堂(2023年1月スタート)
*SNS配信
などを通して、ライフスタイルは違っても、一人一人が今できる最善を選択できるような提案を大切に活動しております。
名称: FILL green(井ノ口 晴加さん)
住所:愛媛県伊予市下吾川1306-5(YAKINIKU DAYS)
お問い合わせ: fillgreen2022@gmail.com
公式Instagram: https://www.instagram.com/fillgreen2022/
移住に関する相談
「いよりん」では、本市の暮らしの情報を集約し、相談者にワンストップで提供しています。
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愛媛県伊予市移住サポートセンター「いよりん」
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サポートする地域団体のご紹介
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伊予市中山町 佐礼谷地区
昭和の風景が残る山間集落
松山市(県庁所在地)や空港からのアクセスがよい当地区は、田園風景や古い農業倉庫など懐かしい風景が残る集落。中山栗や佐礼谷ゆずこしょうなど特産品も多く、就農目的やIターンのファミリーや、定年退職者などが移住しています。移住体験施設の開設も計画中です。
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伊予市 郡中地区
歩いて暮らせる郡中まち暮らし
生活施設が集中し車がなくても安心して暮らせる中心市街地でありながら、海・山・里の新鮮な食材と豊かな自然環境が揃っています。市の第3セクターである「まちづくり郡中」では、移住を希望される方に、まち案内や住宅見学などを行っています。
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伊予市双海町 双海地区
愛媛県内最古の木造校舎で学ぶ
瀬戸内海と豊かな里山が背中合わせになり、傾斜地を利用して柑橘をはじめ多くの果実が生産されている地域です。まちづくり学校 双海人(ふたみんちゅ)では、児童数の減少に危機感を抱き「学校を守れ」を合言葉に移住の受け入れを行っています。