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シーサー作りから始まる地域への恩返し

2024.07.03

シーサー作りから始まる地域への恩返し

東京スカイツリーと同じ高さ(634m)の明神山や伊予灘の眺望を楽しめる「海風窯」。神奈川県で生まれ、沖縄県で就職した二宮真理子さんは、なぜ伊予市双海町高野川に住むことになったのでしょうか。

移住先の決定

「うちな~んちゅ(沖縄の人)」の祖父のルーツを尋ねるべく、沖縄で教員として就職しました。島々の学校を転々と赴任する中、波照間島で、物作りをする人々の心豊かな暮らしに出会いました。そして、29歳の時に退職し、沖縄本島の壺屋焼窯元で修行を始めました。

二宮さんご夫婦は、東京と沖縄の別居生活を送っていましたが、真理子さんは、島暮らしで家族や地域の人たちが助け合い、地域の中で子どもたちがたくましく育っていく姿を目の当たりにし、そんな子育てができる環境に憧れていました。そして、33歳の時に子どもができたことをきっかけに、夫の両親のふるさとである愛媛県に移住を決めました。1年を経て、伊予市双海町に移住しました。
まさに、真理子さんが夢見ていた、人と人との温かいつながりのある暮らしが待っていました。

移住してよかったこと

移住して良かったことは何といっても、ココ双海町高野川で子育てができたことだと語ります。ココに来たのは2004年、今年県外に進学した20歳の娘さんにとって、ココはかけがえのない大切なふるさとになっているそうです。

移住して間もないころ、移住者としてさまざまな取材を受けていた時、子どもに「ぼくはよそから来た子なの?」と聞かれたのを今でも鮮明に覚えているそうです。親にとってここは移住地であっても、子どもにとっては、かけがえのない生まれ育ったふるさととなる地なのだ・・・と強く思いました。
子どもの数は少ない地域でしたが、子どもたちは学校や地域の中で一人一人が大切に育てられました。

また、双海町にはこども教室ふるさと体験塾という活動があり、地域の方々から体験活動を通じてふるさとを学ぶ機会を持てたこともとても良かったと語ります。真理子さんの子どももまた、双海町ジュニアリーダーとして地域の方々にサポートされ、今でも、ふるさと体験活動を続けています。
(こども教室ふるさと体験塾・・・双海町の小学生の活動)

こども教室ふるさと体験塾で活用してもらうために、由並小学校に勤務していた先生と作成した冊子

もう一つ移住してよかったことは、ライフワークとなる仕事に出会えたことです。
まず、住むようになってびっくりしたことは、双海町高野川が、昭和50年代まで砥部焼の釉薬(ゆうやく)の原料となっていた陶石(高野川陶石)が採掘されていた地であったことです。
これは、地元の原料を生かして焼き物作りをしたいと考えていた真理子さんにとって最高の贈り物でした。地主さんの理解もあり、以後この陶石を原料に、沖縄で習得した技法を活かし独自の焼き物作りを続けています。また、双海町グリーンツーリズム(現伊予市グリーンツーリズム)の体験活動を通して地域を盛り上げていこうと意欲的に活動している方々に「一緒に双海を盛り上げて行きませんか!」と声をかけていただいたことがきっかけで、「シーサー作り体験」が始まりました。愛媛でシーサー作りをすることになるとは思いもよりませんでしたが、今年で15年ほど続いています。今では、真理子さんの大事なライフワークとなっています。この体験活動を通して、たくさんの方々と笑顔でつながることができたことに感謝しているそうです。

移住して20年、「自分が住んでいる伊予市が大好き」という地元の方にたくさん出会った真理子さん。
自分のふるさとを愛してやまない地元の人がたくさんいる伊予市は、本当に魅力ある町だと感じています。

今後の目標

『地域の中で温かく育まれ、「ふるさと」というかけがえのない宝物を手にした我が子のように、次は今から育つ子どもたちのために、地域の中で役立つことができたら嬉しいです。このシーサー作り体験を通して地域の子どもたちと関わり、子どもたちのふるさと作りのお手伝いとなれるよう続けていきたい。そして、85歳になった時に「伊予市でシーサーを作り続けて50年!双海のシーサーばあちゃん!」と言われるように、生涯現役で頑張ります!』と元気に語ります。

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令和6年8月1日~31日限定で使える「体験料100円割引き」LINEクーポンも配信予定です。

取材:MRN

PROFILE

二宮 真理子

東京生まれ神奈川育ち。大学卒業後、沖縄県で就職。夫の仕事で愛媛県への移住を決める。移住後は、海風窯(うみかぜがま)を立ち上げ、地元の原料を活かした焼き物づくりに携わる。また、沖縄で習得したシーサーづくり体験を通して、双海町グリーンツーリズム(現、伊予市グリーンツーリズム)の方々と地域の自然、文化、人々との交流を発信すると共に、地元の子ども達のふるさと学習に貢献できる活動を模索中。休日は山登りなどの趣味を楽しむ。

海風窯:道具もすべて用意されており、気軽に参加可能。体験時間は2時間程度で、作品は焼成して1ヶ月後に受取り可。
公式ホームページはコチラから。

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