心もお腹も満たされる石窯香房みどりの魅力
2025.04.23

地域とともに歩んできた、ピザ工房
愛媛県伊予市双海町の翠(みどり)地区。
海と山に囲まれた、のどかな自然の中にたたずむ「石窯香房みどり」は、訪れる人の心をほっこりと癒す、ピザ作り体験施設です。
ここが誕生したのは2007年。
「人が集まり、地域を盛り上げたい」という強い思いから始まり、地域の人々の力を借りながら、少しずつ形になってきました。
「灘奥」というアクセスの悪い場所に位置しながらも、多くの体験者を受け入れたことによって、その地域全体に明るさをもたらしているそうです。

温かなコミュニティ
石窯香房みどりの運営メンバーは、全員がこの翠地区の住民。
薪は地元の人から、施設の机やイスは伊予市内の学校で使われていたものを再利用。そんな“地域の恵み”がこの場所を支えています。

訪れた人が感じるのは、ピザの香ばしい匂いだけではありません。翠地区に住む人々の穏やかな人柄が、施設の温かい雰囲気を作り出し、訪れる人にどこか懐かしい、心地良さを提供しています。
地域を明るくする新たな試みと挑戦
「ここに来た人には、ピザ作り体験だけでなく、地域全体を好きになって欲しいんです」そう語るのは、代表の岡田さん。
訪れる人に地域の自然や近隣のお店を紹介し、より深い地域の魅力を伝えることに力を入れています。

また、最近はInstagramを活用し、地域の魅力をもっと多くの人に届けようと奮闘中。訪れた人のエピソードを聞きながら、そのひとつひとつを丁寧に発信しています。若い世代とのつながりも増え、リピーターも増えています。
小さな子どもがスタッフと仲良く話せるように、名札はすべて“ひらがな標記”。小さな心遣いが、スタッフと子どもたちが心を通わすポイントです。
18年続く、ぶれない思いと挑戦

石窯香房みどりが長く愛されている理由・・・それは
「スタッフがお客さんとの触れ合い」を楽しみ、「自分たちがやりたいこと」を大切にしている点です。
補助金に頼らず、すべて自己資金での運営。手間も時間もかかりますが、それがこの場所にしかない本物の魅力を生み出しているのです。
自分のやりたいことをやって、チャレンジし続ける姿が18年もの間地域に愛し、愛される理由かもしれませんね。

自然の中でのびのびと生地をこね、石窯で焼き上げるピザ。
その一枚には、地域の人たちの想いと、あたたかな時間がぎゅっと詰まっています。
きっとあなたも、「また来たい」と思えるはず。
石窯香房みどりで、心に残る体験をしてみませんか?
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取材:MRN
PROFILE
双海町翠地区の農家を中心に地域住民の手で運営されている「石窯香房みどり」。ビニール袋で生地をこね、発酵後、具材を載せた生地をスタッフが石窯で焼き上げます。焼きあがったピザはアツアツでカリカリ、新鮮な美味しさです。初心者や子どもでも楽しめて、地域の温かいおもてなしの中で美味しいピザを味わえます。
ピザは全部で5種類。一番人気は、「ミックスピザ」、岡田会長のおすすめは「ねぎベーコン」