子育てしながら在宅ワークしてみませんか
2025.02.14

サザンオールスターズの聖地・茅ケ崎から伊予市での新たな出発
令和5年12月。緑(みどり)さん一家は、神奈川県茅ケ崎市から伊予市への移住を決意しました。
茅ヶ崎は素晴らしい街ですが、人気が高まり土地や建物の価格が上昇。さらに、子どもが学校に行きたがらなくなり、日々の悩みが深刻になっていました。そんな時、四国の高知が好きな夫と一緒に移住先を探す旅に。愛媛では今治に魅力を感じたものの、何気なく立ち寄った伊予市の美しい海と自然に心惹かれたそうです。
五色姫海浜公園のキレイな砂浜とゆったりとした瀬戸内海の波、青い海と青い空。
また、しおさい公園では、フカフカの芝生が広がる広場で子どもたちを安心して遊ばせることができて「ここいいよね!」と、直感で移住先に決めたのです。

初めての土地。でも順調にスタートした移住生活
移住先の伊予市では、予想以上に便利な生活が始まりました。
徒歩10分圏内に駅が3つ、市役所や郵便局、スーパーもコンビニも2軒ずつあって、大型商業施設も車で10分、松山空港も車で20分あれば行くことができます。
5年生の長男と2年生の長女は、地元の小学校に通い、言葉の遅れが気になっていた3才の次女は市(こども家庭センターや児童発達支援事業所「いゆしおさい」)の支援を受け、徐々に改善が見られています。
伊予市の素晴らしい点は、子育てのサポートがしっかりしているところ。関東では、保育園の待機問題がありますが、伊予市で対応してくれた人たちの素早い対応のおかげでそういった悩みもなく、心地良く生活できているそうです。
そして、緑さんもご主人も「場所を選ばない職業」に就いていたため、移住後も仕事上の不安はなく生活をスタートできました。
子育てと仕事、どちらも大切に。始めたネット通販
「子どもが病気になるたびに休むのは、周りに迷惑をかけてしまう…」
そういう働き方は合っていないと考えた緑さんは、子育てと仕事の両立を考え、在宅ワークを選びました。「きっと私だけじゃなくて、ママさんの多くが抱えている悩みなんじゃないか」と語る緑さん。
「だったら私がモデルケースになって『家でできる仕事を創りたい』」と力強く話します。
サイト立ち上げ当初は、写真編集をご主人に手伝ってもらっていましたが、今は1人でネットの古着販売を行っています。ママ友にも在宅で働いてもらい、次第に在宅ワークの輪は広がっているそう。
家事、育児、そして仕事のバランスをとることは決して楽ではありませんが、自宅と作業場所が分かれているので、「プチ出勤」の感覚で気持ちの切り替えができるのが嬉しいと言います。こうして自分のペースで働ける環境が整ったことで、緑さんの仕事への意欲も高まっています。


今のお気に入りの風景
伊予市での生活で、何より癒されるのはその美しい風景です。特に、夕日が見えるベランダからの眺めは格別。
「晴れた日の夕方、窓から見えるベランダの白い壁が赤く染まり、港の向こうの水平線に沈む真っ赤な夕日が、海面を照らしながら消えていく光景は、何度見ても飽きません」

五色浜での時間は、子どもたちと自然の中で楽しむ貴重なひととき。
砂が白く海は青く瀬戸内の波は穏やかで優しい音を奏でます。
忙しい日常に追われている時、この波の音を聴くことで、リフレッシュし、心が落ち着く瞬間を味わっています。

ちょっと背伸びして目標は高く、でも現実は・・・
伊予市での生活には、様々な目標があります。
今後は、在宅ワークを一緒に行ってくれる仲間をもっと増やし、大きな輪を作りたいと考えています。そして、将来的には、自宅兼店舗としての家を建てたいという夢も。
以前は飲食店を営んでいた経験を活かし、飲食と洋服を融合させたお店を開く計画です。
「目標に向かって亀の歩みのようにしか進めません(笑)。難しいかもしれませんが目標は高く掲げて頑張りたいです」と前向きな気持ちを語ります。たとえ道のりが遠くても、毎日を大切に過ごしながら、少しずつ夢を実現していきたいという強い意志が伝わってきます。
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取材:М&М’s
PROFILE
竹川 緑さん(34歳)
令和5年12月神奈川県茅ケ崎市から愛媛県伊予市に移住。3児の子育てと仕事の両立に奮闘中。
伊予市に移住後、ネットで古着販売を始める。
移住に関する相談
「いよりん」では、本市の暮らしの情報を集約し、相談者にワンストップで提供しています。
移住を検討されている方や少しでも興味をお持ちの方はお気軽にお問合せください。
愛媛県伊予市移住サポートセンター「いよりん」
〒799-3114 愛媛県伊予市灘町123
まちの縁側『ミュゼ灘屋』内
JR伊予市駅・伊予鉄郡中港駅より徒歩3分
サポートする地域団体のご紹介
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伊予市中山町 佐礼谷地区
昭和の風景が残る山間集落
松山市(県庁所在地)や空港からのアクセスがよい当地区は、田園風景や古い農業倉庫など懐かしい風景が残る集落。中山栗や佐礼谷ゆずこしょうなど特産品も多く、就農目的やIターンのファミリーや、定年退職者などが移住しています。移住体験施設の開設も計画中です。
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伊予市 郡中地区
歩いて暮らせる郡中まち暮らし
生活施設が集中し車がなくても安心して暮らせる中心市街地でありながら、海・山・里の新鮮な食材と豊かな自然環境が揃っています。市の第3セクターである「まちづくり郡中」では、移住を希望される方に、まち案内や住宅見学などを行っています。
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伊予市双海町 双海地区
愛媛県内最古の木造校舎で学ぶ
瀬戸内海と豊かな里山が背中合わせになり、傾斜地を利用して柑橘をはじめ多くの果実が生産されている地域です。まちづくり学校 双海人(ふたみんちゅ)では、児童数の減少に危機感を抱き「学校を守れ」を合言葉に移住の受け入れを行っています。