伊予市を拠点にインドネシアとつなぐ < 伊予市シティプロモーションサイト|観光・ふるさと納税・特産品・移住・人

サイト内検索

FacebookTwitterLine
LINE登録
メルマガ登録

伊予市を拠点にインドネシアとつなぐ

2025.03.12

伊予市を拠点にインドネシアとつなぐ

今回は、愛媛県とインドネシアをつなぐ架け橋として、伊予市を拠点に多文化共生活動に日々取り組まれている上田浩之さんにお話を伺いました。

なぜ愛媛県とインドネシアだったのですか?

僕は車両整備の指導のため、インドネシアに何年か派遣されていました。その時、インドネシアの方々の多くが日本で働くことを希望している現状を知ったんです。

日本での就労を希望する彼らと愛媛県内の企業を結びつける事業をしてみようと思い、ジャパンネシア株式会社を立ち上げました。単なる就職支援にとどまらず、日本語のレクチャーや交流会などをはじめ、日本での生活に溶け込めるようにサポートもさせてもらっています。

これまで実施されたイベントについて教えてください!

自分が関わった外国人労働者と話していると、「上田さん、僕ら休日の過ごし方に困ってるんです。どこに出かけるわけでもなく、家で横になって寝てばかりで…。」という声がありました。せっかく愛媛に来たのならば、休日を有意義に過ごして愛媛を好きになってもらい、ゆくゆくは愛媛に定着してもらいたいですよね。これを機に、いもたき交流会や浴衣の着付け体験などの体験型のイベントを休日に実施し、交流の場づくりをはじめました。

空き家活用プロジェクトも進んでいるそうですね!

伊予市灘町のとある空き家を改装して、交流活動の拠点「ジャパンネシアハウスUMI」を立ち上げました。外国人労働者や愛媛大学と一緒にDIY改修しています。ロゴもできました。

「ここの壁紙は自分が貼ったんだ!」、「この家具は●●さんから譲ってもらったの!」というと一気に親近感や愛着がわきますよね。みんなで築きあげる拠点であることが魅力だと思っています。

この場所は、誰でも気軽に立ち寄ることができて、外国人と地域住民との接点を持つ場になってもらいたいです。今後もここで活動したりやインドネシアの食材を取り扱ったりして、より多くの人が気軽に訪れる場にしていきたいです。

拠点の完成が楽しみですね。今後してみたい活動ってありますか?

月に1回「多文化食堂」をしてみたいです。子ども、高齢者、外国人、学生、ボランティアが集まり、国際的な食文化に触れることで、多世代・多文化交流の場を作れたらきっと楽しいですよね。外国人に対する地域住民の理解も深まりますし、日本側の参加者、特に子どもや若い世代にグローバルな視点を持たせたいです。

活動の課題ってあるんでしょうか?

活動を継続していく上での課題は、地域の方々の理解を深め、地域全体で受け入れる雰囲気を作ることが重要だと考えます。まずは地域の方に僕らの活動を「知ってもらう」ことからはじめて、楽しそうだなって思わせることがスタートだと考えます。

他は持続可能な資金の確保ですね。参加費以外にも外国人労働者を雇用されている企業から支援を受ける仕組みを検討してます。この拠点での活動により外国人労働者の定着率向上が図ることができれば、企業側の採用コスト減にもつながりますので、双方にメリットがあると僕は考えています。

すてきなお話、ありがとうございました!

まとめ

上田さんの活動は、単なる外国人就労支援にとどまらず、持続可能な多文化共生を目指したものです。各種交流を通じて外国人と地域住民の交流を促進し、ジャパンネシアハウスUMIを拠点に新たな取り組みを進められています。伊予市の多文化共生活動の先駆者、上田さんの今後の活躍に大注目です!

取材:かみやん

PROFILE

上田 浩之(うえだひろゆき)さん

ジャパンネシア株式会社の代表取締役。インドネシアの人材を愛媛県内企業に紹介する事業を展開するとともに、空き家を再活用したプロジェクトを通じた地域創生・外国人と地元民の心理的距離を縮める取組みを実施中。(会社HP:https://japannesia.com/

FacebookTwitterLine

いーよ

FOLLOW US伊予市の情報、発信中!

LINE
Instagram
facebook
Twitter
Youtube