レトロでかわいい県内最古の現役木造校舎
2023.10.31
愛媛県内最古の現役木造校舎である「伊予市立翠小学校」。開校は明治7年(1874年)、現在の校舎は昭和7年(1931年)に建てられました。伊予市翠地区の象徴的な存在として、地域住民に愛され続けています。
市指定文化財の木造校舎で学ぶ
赤茶色の屋根に白い窓枠が印象的、レトロでどこかかわいい雰囲気がある「伊予市立翠小学校」。県内最古の現役木造校舎として、今も1年生~6年生の21名の児童が毎日楽しく学んでいます。外観はレトロな雰囲気を残していますが、実は平成18年に木造校舎としては全国で初めての環境省指定「学校エコ改修と環境教育事業」モデル校として採択され、大改修がおこなわれました。1階の廊下から教室にかけては風が吹き抜ける作りだったため、1階の教室の窓ガラスは二重サッシが、西日がきつい方向の教室の窓には日の熱を遮るLow-Eガラスが採用されているなど、ハード面でも子どもたちにとって学びやすい環境が整っています。
心と身体が健やかに育つということ
歴史ある校舎として魅力的な翠小学校ですが、それ以上に魅力的なのが、児童・先生・保護者・地域の方々といった、この小学校を中心に繋がる人と人との触れ合いだと元PTAの本多さんはいいます。「この学校に通う子ども達は、『みんなが地域の宝』という想いのもと、たくさんの大人に大切に見守られ成長していきます。田植え体験などの課外授業では、近所のおじいちゃんたちが児童のために一生懸命に指導をしてくれ、学習発表会には地域の方がこぞって学校に訪れて児童達の発表に耳を傾けます」。自然に抱かれて人々に愛されて育つ。このことを全身で感じながら子ども達は成長していきます。
PROFILE
伊予市立翠小学校
伊予市双海町上灘甲452-1
089-986-5031
https://iyo-midori-e.esnet.ed.jp/