5つの機能がある低座椅子「ゴイチ_^®」は、座面にタオルを掛けることで、その日の気分で柄を変えることができるのはもちろん、衛生的に利用できる優れもの。「こんなの欲しかった！」という気持ちにフィットした「ゴイチ®」についてお聞きしました。

ゴイチ^®誕生

新川海水浴場からほど近い、心地よく潮風が吹き抜ける場所にあるのが「家具屋アカトシロ」。ここで家具作りをしているのが家具職人の玉井さんです。飛騨高山で修行をした後、2014年に工房をオープンし、無垢材でオリジナル家具や小物、オーダー家具の製作を行っています。そんな玉井さんの手によってゴイチが誕生したのが2017年。友人の「こたつで作業するための低い椅子が作れない？」という声がきっかけだったといいます。タオルを座面に掛けることで衛生的に使え、さらに高さや座面の広さを工夫することでただの低座椅子ではなく何通りにも使える「ゴイチ_^®」が完成しました。

控えめに暮らしに寄り添う

「ゴイチ®」の機能は、座る・足置き・うつぶせ・肘置き・枕の5つに、フェイスタオルを１枚かけられるというもの。愛用者の多くの方からは「毎日使っているよ！」という声をいただいているといいます。さらに、座面生地を、県内で活躍するテキスタイルのデザイナーや、広島県のデニムの生地の会社、埼玉県の藍染のメーカーなど、たくさんの業種の方とコラボをすることで、「ゴイチ®」の可能性は広がっていきます。「作った家具を永くずっと使ってもらうことが喜びなので、主張しすぎずに、暮らしに馴染む家具を目指しています」と家具作りへの想いを語ってくれました。