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東大みかん愛好会がゆく ~⑤伊予市出身の東大生が伝えたい「伊予」の魅力編~

2026.06.10

東大みかん愛好会がゆく ~⑤伊予市出身の東大生が伝えたい「伊予」の魅力編~

「みかんをこよなく愛する」東京大学などの学生で結成された「東大みかん愛好会」。
およそ300人の学生が所属し、首都圏を中心に日々活動しています。

3月、「かんきつ王国」愛媛で、生産への理解を深める春の合宿を行い、伊予市内で収穫体験を行いました!
参加した5人の学生が、伊予市で感じたことを記事にしてくれましたので、ご紹介します!

最後は「~⑤伊予市出身の東大生が伝えたい「伊予」の魅力編~」(取材:對馬)です!


こんにちは。
私は伊予市出身で、現在東京大学3年生、「東大みかん愛好会」というサークルの共同代表を務めている對馬です。

東大みかん愛好会は、「減少しているみかんの消費量を増やす」ことを目標として活動するサークルで、長期休暇中には柑橘産地に訪問して農作業の体験や意見交換等をさせていただいております。その一環として、私の出身地である伊予市でも昨年の夏と春に活動をさせていただきました。

18年間暮らした街を、中からも外からも眺めてみるという貴重な経験をさせていただいたことで、ただ住んでいるだけでは気付けなかった地元伊予市の魅力にたくさん気づくことができました。
伊予市の暮らしと東京の暮らしのどちらも知っている大学生の視点から伊予市の魅力について語ろうと思います。

特に四国旅行を検討している大学生、ぜひ参考にしてください!

青に包まれる駅:下灘駅 

伊予市でまず外せない観光地は、数々の映画やドラマ、アニメなどの聖地となり、かつて「日本で一番海に近い駅」でもあった下灘駅でしょう。
透き通るように青い空と海、そして昭和感漂う鄙びた駅舎の組み合わせが生み出す相乗効果は絶大で全国から観光客が集まる絶景スポットです。

SNS映えする写真が撮れることで有名な下灘駅ですが、現地で見る景色には写真では味わえない感動があります。その感動を生み出すのは、山を背にして180度以上広がる美しい伊予灘と空です。視界は全て青に染まります。
都会で暮らしていては見ることのできない開放感のある光景には、伊予市出身の私でさえも何回も感動を覚えるほどです。

ところで、遠く微かに対岸に見えるのは、山口県の周防大島という「なつみ」という柑橘が生まれた島です。瀬戸内にしては珍しく近くに島が無いのですが、かといって太平洋のように対岸が全く見えないというわけではありません。
この地理学的特徴は、孤島のような閉塞や孤独もなく、対岸の存在が程よい奥行きを与え、まるで瀬戸内海を独り占めできるような世界観を演出しています。

これが下灘駅の最大の魅力の一つだと思っていますが、真偽は実際に行ってみて確かめてください。

また、みかんジュースの橙色や黄色とのコラボレーションは外せません。
写真は下灘住宅という駅のすぐそばにある、古民家をリノベした趣あるお店で購入したみかんジュースです。私が飲んだのは左の「はるか」、見た目は黄色いですがバナナのように強い甘味が特徴です。
色とのギャップが非常に面白く、柑橘の世界にハマるきっかけになる品種です、ぜひ見かけたらご賞味ください。

 「伊予市」=「下灘駅」?

下灘駅の紹介を終えたところでブラウザバックをしようとしたあなた、ちょっと待ってください!

伊予市を下灘駅だけ見て去るのは本当に勿体無いです。僕の友人からも下灘駅に行ったという話はよく聞くのですが、実は駅だけ訪問した人がほとんどだという現状があります。
せっかく良いところがあるのに、そんなやるせなさをバネにして、絶対に寄って欲しい・見てほしいものを厳選して紹介します!

伊予市≠下灘駅です、あなどるなかれ。

いろんな海に出会ってみては

伊予市を観光する際は、なるべく車で移動することを推奨します。

JRもありますが、どうしても便数が限られているので行動範囲が狭まってしまいます。逆に車を使えば、短時間で複数箇所の観光が可能です!

さて、伊予市の魅力は、なんといっても美しい伊予灘の海原です。
下灘駅と張り合うほどの絶景スポットが、実は複数存在しています。

まずは五色浜、ヤシの木が生えている南国感があり、地元の人に愛される海水浴場です。
「五色姫伝説」という平家の姫君が身を投げたという悲劇的な伝説から名前を取った五色浜、黄昏時に雲の切れ間から見える夕焼けは神秘的な印象を与えてくれます。

五色浜では秋になると、里芋を使った鍋料理である「いもたき」を家族や友人と囲む「いもたき会」というのが行われます。夕日や秋の月を眺めながら食べる、出汁が染み渡ったいもたきはいうまでもない格別さでしょう。

もう一つの絶景スポットが、こちらも海水浴場で、下灘駅から北に数キロ行ったところにある双海シーサイド公園です。

こちらは産直市やお土産コーナもある道の駅でして、「夕焼けソフト」というみかんのソフトクリームがあるほか、「恋人岬」や「幸せの鐘」といったシンボルがある「恋人の聖地」にもなっています。晴れの日には砂浜は眩しいほど輝き、海と空の色とのコントラストがたまらない美しさを演出します。

ちなみに、シーサイド公園から歩いて2分程度のところに、地域の人中心で営業されている愛媛名物のじゃこ天屋(ふたみじゃこ天)さんがあります。

詳しくはソレイヨさんのこの記事をぜひ読んでみて欲しいのですが、揚げたてを非常にお手頃な価格で食べられる上、地元のお母さんたちの温かなパワーまでいただける、素敵なお店です。

面白いみかん産地

伊予市が位置するのは柑橘王国愛媛県のほぼ中央です。

秋から春にかけて、先ほどの双海シーサイド公園をはじめ、伊予市の産直市場にはたくさんのみかんが並びます。
愛媛のみかんと言えば真穴などの南予地方の産地が有名ですが、伊予市ももちろん柑橘産地です。伊予市は、こたつで食べるみかんとして有名な温州みかんよりも、「せとか」、「紅まどんな」、「甘平」といった高級柑橘の栽培が盛んな産地です!
温州みかんの多くが露地で栽培されるのに対し、これら高級柑橘はビニールハウスの中で丁寧に育てられているが特徴です。

ブランド品として認定されるためには、糖度基準や栽培方法の基準などがあり、それを満たさないといけないのだとか。

伊予市内の「シーサイド公園」や「いよっこら」、「町家」などの産直市場には、年末から春先にかけてこうした伊予市産の高級品種が顔を出します。この時期に観光するみなさんは必ず立ち寄ってみかんを買うことをお勧めします。「高級」とは書きましたが、ここは柑橘産地、お手頃価格で新鮮なみかんを手に入れられますよ。また、柑橘産地では都会では売っていないようなレアなみかんにも出会えます。伊予市に限らず愛媛県全般に言えることですが、柑橘シーズンの産直巡りはぜひやってみてくださいね。

食べ物の話しているとお腹が空いてきました、ということで・・・!

どうしても推したい厳選伊予グルメ

伊予市に来たらぜひ食べてほしいグルメを紹介します!

せっかくの旅行なら、その土地でしか食べられないようなものが食べたくなるのが人の性です。
愛媛県でいうとじゃこ天や鯛めしなどが有名ですが、伊予市にも伊予市でしか食べられないような料理が存在しています。それを厳選して紹介します!!

濱田屋

何と明治25年創業、超老舗の定食屋さんです。

現在の店主は何と6代目なのだそう。看板メニューはカツ丼で、特徴は卵で閉じずに甘めのつゆのようなタレがかかっていることにあります。
ソースカツ丼とも似て非なるもので、濱田屋でしか食べることのできないカツ丼です。
どうやらかつての店主が、実際のカツ丼を何も知らない状態でカツ丼を作ったことがきっかけで生まれた濱田屋オリジナルのカツ丼だそうです。

明治創業のレトロさを感じながら食べるサクサクのカツ丼は、日本中どこを探してもここだけでしょう。

豚太郎 伊予店

愛媛県にはあまりイメージがないかもしれませんが、ラーメン店の紹介です。

豚太郎は高知県と愛媛県が中心の中華料理チェーンで、地元で愛されるソウルフードです。看板メニューは味噌ラーメンと焼き飯で、伊予店が愛媛支部の本店となっています。チェーン店なら伊予市で食べなくても?と思うかもしれませんが、豚太郎は基本の食材は同じものの、お店ごとに作り方が微妙に違っていて、それがお店ごとの味の違いを生んでいるという特徴があります。

そんな味の違いを楽しむのも豚太郎の魅力の一つ。愛媛支部本店である伊予店の味を確かめてみましょう。もやし、卵、豚肉、メンマといった具材たっぷりで、ツルツルの麺が特徴の味噌ラーメン、一度食べると忘れられなくなる味です。

よくある田舎だけどそれがいい

いかがでしたか?
紹介したものは氷山の一角、まだまだ伊予市の名所・名物はいっぱいです。

犬寄峠の黄色い丘、えひめ森林公園、郡中の町並み、中山フラワーパーク、伊予灘サービスエリアからの景色、などなど紹介できなかった名所がたくさんあります。観光案内サイト等もぜひご覧ください。

伊予市は素敵な人、山と海の両者揃った豊かな自然、美味しいご飯、の三拍子が揃ったよくある田舎です。
だけどそんな田舎だからこそ心地よい、そんな素敵な場所です。

「上から読んでもイヨハヨイ、下から読んでもイヨハヨイ」良いところだらけの伊予市です。
ぜひ足を運んでみてください、素敵な出会いがあなたを待っていますよ。

(取材:對馬)


みなさん、いかがでしたか?

これまで5回に渡って『東大みかん愛好会』の記事を紹介してきました。

「みかん愛」に溢れた大学生たちが、伊予市でみかんについて学びながら、人の温かさに触れ、伊予市ならではの絶景やおいしい食べ物に出会えたことをうれしく思います。

またいつでも、伊予市に遊びに来てくださいね!

東大みかん愛好会

国内のみかんの消費量を増やそうと、2013年に発足。
関東を中心に学生約300人が所属している。
かんきつの魅力を発信する活動に取り組むほか、産地を訪問して生産工程を学んだり、収穫作業を手伝ったりしている。

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いーよ

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