「夕照拓道を活用した桜景色づくりの会」の挑戦
2026.02.25

本谷地区は、伊予市の有名な観光地である「下灘駅」から車で約10分の距離にあり、海の景色が美しく広がります。特に「夕照拓道」から見る夕日が魅力的で、訪れる人々を感動させています。この静かな集落は、時間の流れがゆっくりと感じられ、日常を忘れさせてくれる場所です。

この地域を舞台に活動しているのが、「夕照拓道を活用した桜景色づくりの会」。地域の景観づくりと人のつながりを大切にしながら、少しずつ集落に変化を生み出している団体です。
本谷地区をもう一度人が集う場所に

代表を務めるのは、本谷地区で生まれ育った大﨑さん。
人口およそ40人、住民の約7割が65歳以上という小さな集落で「この地域を、もう一度人が集う場所にしたい」という強い思いを胸に活動を続けています。
「自分が子どもの頃は棚田に使われていた場所が、今では半数ほど休耕田になっています。その風景を見ていると、このままじゃいけないと思いました。」そんな思いが、令和5年度の団体立ち上げに繋がりました。
3年間の歩みと地道な努力

1年目は、耕作放棄地に桜の苗木を50本植樹。地域外から集まったボランティアと一緒に作業を行い、交流会も開きました。「外から来た人と一緒にやることで、地域が明るくなった」と振り返ります。


2年目には、つつじやコスモスを植えましたが、思うように育たない植物もありました。
それでも歩みを止めることなく、3年目の今年は、草刈りや桜に絡まったツタの除去など、地道な手入れを重ねながら景観の改善に取り組んでいます。
一方で大﨑さんには悩みもあります。「地域の人にももっと関わってもらえたら嬉しい。盛り上がりはまだまだこれから」と語ります。高齢化が進んでおり、地元の住民が活動に参加すること自体が難しい状況もあります。それでも「外から来てくれる人の存在が刺激になり、地域の元気につながる」と前向きな思いは変わりません。
人が集まる”キッカケ”をつくる場所づくり

最近では、地域の仲間や地域おこし協力隊の山田さんとともに、空き家を改修し、だれでも使える休憩所を作りました。
♡現在、こちらの休憩所の名前を募集中です♡
「人が立ち寄れる場所があるだけで、自然と会話が生まれると思う。」と、期待を寄せています。



また、春はスモモ狩り、冬はミカン狩り、通年で楽しめるモルックなど、少しずつですが、本谷地区で楽しめるコンテンツも増えてきました。
「通年で本谷地区を楽しむためのコンテンツをどんどん増やしたい」と語る大﨑さん。
来年度はトレッキングルートづくりにも挑戦したいと、目を輝かせます。

温かく活動を見守ってくれる場所
派手な取組みではありませんが、一つひとつを丁寧に積み重ねてきた「夕照拓道を活用した桜景色づくりの会」。大﨑さんをはじめとする地域の人たちの想いが、本谷地区の未来を静かに、しかし確実につくり続けています。
ぜひ、美しい夕日が広がる絶景と、温かい人々が迎える本谷地区であなたも新しい体験をしてみませんか?素敵な景色とワクワクする体験が待っています。
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取材:ゆうまり工房
PROFILE
夕照拓道を活用した桜景色づくりの会
令和5年4月1日設立。
地区の活性化と交流を目的に活動。




