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瀬戸内の文化を守り続ける 焼杉/YAKISUGI

2026.01.05

瀬戸内の文化を守り続ける 焼杉/YAKISUGI

伊予市の海沿いの地域では、趣のある黒色の外壁をした建物をよく見かけます。
これらは杉板を焼いて表面を炭化させた『焼杉』と呼ばれるものです。愛媛県や瀬戸内海の島々では古くからこの焼杉が家の外壁に使われてきました。

焼杉が使用された昔ながらの建物(伊予市双海町串 閏木醤油工場)

先人の知恵

焼杉には様々な効果があります。焼くことで表面にできた炭化層が水の浸透を防ぎ、木材が腐食しにくくなり、耐久性が増します。また炭化させることで防虫効果や耐火性も備わる優れた外壁材となるのです。

海から吹く潮風に耐えるための、瀬戸内で生きる人々から生まれた知恵。それが『焼杉』です。

伊予市から世界のYAKISUGIを目指して

この焼杉の機械を開発して、工場生産を日本で最初に開始し、焼杉の伝統技法と魅力を伝え続けているのが伊予市の老舗木材屋、株式会社共栄木材です。共栄木材では50年以上に渡って下灘の地で焼杉を製造しており、乾燥させる際には反らないように丁寧に、焼く際も焼き過ぎないように細心の注意を払って加工しています。同社の機械化により作業者の安全性と労働環境が劇的に改善され、さらに工業化による品質と供給の安定により、戦後減少の一途を辿っていた「瀬戸の焼杉」文化は復活しました。
共栄木材の焼杉は非常に高く評価され、県内のみならず岡山や京都など全国各地でも使用されているほか、東南アジアやアメリカ、ヨーロッパなど世界にも広まっています。

代表取締役の西下文平さんは、「自分のところの焼杉が使われている現場や建物を見ると嬉しい気持ちになります」と語ります。

守るために変わる

焼く工程は双海にある下灘工場で行っています。工場の周辺は山々に囲まれ、眼下には180度見渡す限りの瀬戸内の青い海が広がっています。
「私は生まれも育ちも下灘で、この辺りは私が子どもの頃の景色が今もそのまま残っています。今でも大好きな景色です。海もあって山もある、この立地は伊予市の特別な魅力だと思います」と西下さん。

下灘工場からの景色

「子どもたちには自分たちの生まれ育った故郷の風景、歴史や文化に誇りをもってほしいと思っています。焼杉の文化をたくさんの人に広めることはもちろんですが、地元の子どもたちに焼杉のことをしっかりと伝えていくことも私の大きな目標です。そのためには私たち大人が、変わることを恐れずに新しいことへ挑戦し続け、大切なものを守らなければなりません」と西下さんは燃え盛る火のように熱く語ります。

現在、共栄木材が工場で生産している焼杉は4種類。昔からある素焼の焼杉だけではなく、表面の炭を軽く落としたもの、焼杉に塗装をしたものなど、様々な種類の焼杉を取り扱っています。また、小さな工場としての機動性を活かしてオーダーメイドにも対応しています。お客さんの要望や、その時代の人々の生活スタイルに合わせて改善を重ねているとのこと。
まさに“守るための変化”と言えるでしょう。

伊予市から世界へ広まる伝統技法、焼杉。
これから伊予市内を巡る際、旅行に出かける際にはその街並みをじっくり見てみてください。
意外なところで焼杉と出会うかもしれませんよ。

取材:TAMA

商品情報

「焼杉/YAKISUGI」
表面の炭化層が劣化を遅らせるため、愛媛県や瀬戸内海の島々では古くから家屋の外壁に使用されてきました。共栄木材では時代のニーズに合わせて様々な焼杉を取り扱っています。

株式会社共栄木材
愛媛県伊予市三秋1130−1
089-983-5733
https://www.kyoei-lumber.co.jp/

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