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国際教育部の新しい地域づくり!

2025.07.16

国際教育部の新しい地域づくり!

外国人住民との交流を通じて、市内に多文化共生の輪を広げている伊予農業高校・国際教育部。実は、前身的な活動も含めれば、その歴史は50年以上にも及びます。

令和7年度からは「伊予市がんばる地域コミュニティ応援事業費補助金」も活用し、地域とともに本格的な多文化共生活動を展開中。そんな今の活動の背景には、とある“悔しい経験”がありました。

今回は、部員の皆さんに直接お話を伺いして、その想いやこれからの展望について読者の皆さんにご紹介します!

「学校の外に出てつながる」部活動スタイル!

国際教育部の活動は、休日を中心に伊予市内外で開催される国際交流イベントに参加し、平日はその準備や振り返りなどを行うという活動スタイルです。

また、伊予農業高校に事務局がある「愛媛県高等学校国際教育研究協議会」の行事運営にも関わるなど、実践的な学びの場もたくさん。参加できなかった部員とも写真を共有しながら、一体感を大切にしています。

ちなみに部室は…なんと放送室!
壁には、ペット防災や外国人防災研究など、これまでの活動で受賞した表彰状がずらりと並んでいました。(下の画像は国際協力機構(JICA)四国センター所長賞のもの)

今年も部員たちは多文化共生イベントにたくさん参加しているそうです。5月にはお好み焼きやインドネシア料理を一緒に作ったり、6月には愛大の体育館でバドミントンや綱引きに挑戦したりと、参加した外国人らと楽しく交流できたそうです。

「伝えたい思いが届かなかった」― その”悔しさ”を原動力に

印象に残っている活動について尋ねると、昨年度の「外国人向け防災イベント」について話してくれました。

伊予市民文化祭の一環として、外国人向けの防災すごろくや防災ボトル作りなどを企画したにも関わらず、来場した外国人の参加者は“ゼロ人”。親子連れや地域の方は訪れてくれたものの、本当に届けたかった人に届かなかった――悔しさの残る出来事だったそうです。

しかし、この経験から「非常時に必要なのは、平常時からの関係づくりだ!」と気づけたことが、今年度の活動への原動力になっているそうです。

交流のカギ!=「楽しいこと」

今年は伊予市の補助金を活用して「多文化伊予おどり」「多文化流しそうめん」などを次々と準備中。現在は、シティプロモーションサイトでも紹介したジャパンネシア株式会社の上田代表(シティプロ記事:伊予市を拠点にインドネシアとつなぐ)と協力し、9月の交流イベントを企画しています。

9月が「防災月間」であることにちなんで、テーマは「楽しいこと×防災」。
「やっぱり、楽しいことがないと人は来ないですから!」と語る部員たちの表情は、希望に満ちていました。どんなイベントになるのか、楽しみに待ちたいですね。

外国人の「顔見知り」が当たり前に ― そんな地域へ

部員の皆さんに、「どんな地域を目指したいですか?」と尋ねると、こんな声が返ってきました。

  • 「“違う文化の人”というより、“みんな同じなんだ”という意識を持ってほしいです」
  • 「この部活に入ってから外国人の方に関心を持つようになり、見える景色が変わりました。ぜひ地域の皆さんにも外国人に関心を持ってもらってこの景色を感じてほしい。」
  • 「僕らの交流活動の輪を、これからどんどん広げていきたいです!」
  • 「外国人と地域の皆さんが“顔見知り”になれたらいいなと思います、それこそ道で出会ったら”やぁ!”と声をかけられるような、そんな地域がいいですね。」

最初は「外国人に声をかけるのが不安だった」と話す部員も、活動を通じて「意外と通じ合える!」と実感したそうです。
だからこそ、「まずは気軽に声をかけてみてください!」と読者の皆さんにもメッセージを届けてくれました。

多文化共生の地域づくりを担う、頼もしい若者たち

伊予農業高校・国際教育部の皆さんは、休日でも市外でも、多文化共生の実現に向けて積極的に活動しています。彼らが得た悔しい経験を糧に、地域の人と外国人のつながりを育てようとする姿に、強い志を感じました。

彼らの活動は、まさに伊予市の未来の縮図。これからも、若き担い手たちの挑戦から目が離せません!

取材・文:かみやん

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