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地域に活気を!~地元と移住者の懸け橋に~

2025.06.23

地域に活気を!~地元と移住者の懸け橋に~

 今、伊予市の各地域で定期的にコミュニティのイベントが開催されているのをご存じでしょうか?
その中で、中山地区と郡中地区のイベントに関わり、地域活性化の原動力になる活動をされている会社が伊予市にあります。株式会社植西運送さんです。
 今回は、植西運送さんの植西常務取締役と企画広報担当の渡辺さんに、中山での取り組みを中心にお話を伺いました。

植:植西常務取締役
渡:企画広報担当・渡辺さん

-中山せんべろ横丁が開催された経緯を教えてください。

植:
中山せんべろ横丁のきっかけは、上灘地区で2か月に1回開催される「双海灘町横丁はしご酒」というイベントです。上灘で開催しているはしご酒が浸透しつつある頃、中山地区の方とお話をしたときに「中山でもこういうことをやりたいよね」という言葉が出たんですよ。私がもともと中山の出身で。
中山では、蛍保存会が解散し、ほたる祭りの復活やそれに代わるものは何だろう?と話していたところだったんです。
双海のはしご酒開催の経験もあったため、「じゃあ、やりましょうか!」と声を挙げて企画が始まりました。はじめに、中山地区のリーダー的な方に集まってもらって実行委員会を立ち上げて、中山に合うものは?と話し合った結果が「中山せんべろ横丁」です。
なんと、それが2月に決まって(笑)
4月開催なので、約2か月で準備することになったんです(笑)

‐開催するにあたって大事にしたことはありますか?

渡:
特別なもの、他では真似できないものにしようということです。
とにかく、お金の代わりになる木札にこだわりました。沖縄では小判を持ってせんべろをするんです。最初は小判を使おうかと考えていましたが、ここ(植西運送)の従業員で木札が掘れる人がいるよ、ということを植西常務が教えてくれたので、それなら木札だなって。
デザインを伝えて400枚作ってもらいました(笑)
軽くて持ちやすくて好評で。たくさん積み重ねてご機嫌な方もいて(笑)

あと、山の中の蔵でタヌキに一晩化かされるというコンセプトですね。
中山地区にタヌキ伝説はないんです。しかし、伝説はつくるもの。自分たちで作ってもいいんじゃないかと。タヌキを出してきてもいいじゃないかと盛り上がりました。酒蔵という場所もよかったと思います。この世界に入る感覚で来てくれたら嬉しいですし、没入感のため、当日はタヌキの尻尾の飾りをつけて頑張りました(笑)

植:
地元の同級生もどんどん外に出て行って地元に残っていない現実もありました。この植西運送は運送業やタクシー業など、いろいろな事業をやっていますが、結局、人がいないと成り立たない仕事なんです。これをきっかけに、コミュニティができ、中山の人が集まる場所になって、伊予市全体に活気が出ればいいなと思っています。

‐開催するうえで大変だったことはなんですか?

渡:
一番大変だったことは、地元の方に今までになかったものを受け入れてもらうことですね。開催前には、近所のお家を一軒一軒回ってイベントについて説明しました。後から聞くと、やっぱりいろいろな意見が出てきて参考になったんですが、どんな意見であれ、今まで出なかった意見が出てくるのは新しいことだと思います。活性化のための起爆剤になるまでの大切な過程だと思っています。
嬉しかったのは、協力者の地元の方がすすんでイベントの詳細を説明してくれたんです。「こんなことがやりたかった」って、すごく喜んで参加してくれました。「渡辺さんは、女王バチだから指示するだけでいい」と言われたことが印象的。自分の性格上、一人で全部やってしまいがちなんですが、「みんなで一緒にやりましょう」と言ってくれました。

‐出店されたお店も大好評だったようですね?

渡:
中山のイベントということで、中山地区にあるお店に声をかけました。
来てくださった方に中山にもこれだけのお店があるということを知ってほしいと思ったんです。
おかげさまで、合計300名以上の方が来場していただき、大盛況となりました。全店完売でした。
市長も夜に来られたのですが、ほとんど完売していて怒られました(笑)
でも、中山せんべろ横丁をとても応援してくれているので、嬉しかったです。

植:
昔から、中山にはワイワイと家族のように集まる風潮があり、大人も子供も関係なく楽しく過ごすことには、抵抗ないだろうなという感覚はありましたね。

渡:
次回からは、子どもがもっと気軽に遊べるように、縁日みたいなことも取り入れたいと考えています。

‐伊予市で好きな場所はありますか?

渡:
私も移住してきたんですけど、大人になってから花を愛でる機会ってないですよね。やっぱり自然の中で過ごすことが大事だと思います。
私が好きな場所は、五色浜です。海岸といえば双海が有名ですが、休みの日に椅子を出してカセットコンロでコーヒーを沸かして過ごすのがのんびりできて好きですね。
あとは、佐礼谷(されだに)!風の谷のような印象で、名前の響きがいいじゃないですか。
川のせせらぎを聴きながら、ぼーっとしたい。
広い駐車場もあり、夏は星空がとても綺麗で、贅沢な場所です。
普段、せわしなく動いているので、ゆっくり落ち着ける場所がいいですよね。
富良野のラベンダー畑や屋久島のモノノケの森など全国で有名な観光地を連想させるような場所が伊予市にはたくさんあります。でも、まだまだ知られていないので、何かで紹介できたらいいなと思います。

植:
私は子どもの頃から地元の中山で自転車で走り回っていたので(笑)
ぼーっとしてたら、気付いたら一日終わってたこともありました(笑)
でも、何もしなくてもいいという空間って、本当に贅沢だと思うんですよ。
あと、何気ない風景だけど、仕事終わりに山の方(伊予灘SA付近)から見る景色が好きですね。「あぁ、仕事したな」って。日常の中で良さを感じられるのは幸せです。

‐今後の展開と伊予市への想いを聞かせてください

植:
イベントを開催することで、地元の方が情報交換できる場所になればいいですね。話す機会、集まる機会になって「これやろう、あれやろう!」といろいろなアイデアや交流が生まれたらと思います。
市外・県外の方と交流するきっかけにもなって、新しいコミュニティが生まれ、より活性化されれば。
あとは、小・中学生との繋がりですね。成長して市外に出て行っても、地元を思い出して、いつか地元に戻りたいなと思ってくれるようなコミュニティにしたいですね。
伊予市の環境は、移住したいと思っている方とはマッチしやすいと思います。リモートワークをする環境として、伊予市はいい場所がたくさんありますね。贅沢に時間を過ごしながら、お仕事をして、空いた時間に農業して、とか。
1回来てもらって、住みたいな!という人が増えてくれば地域も活性化されると思います。移住を考えている方は、地域で何かしたい、と思っている方が多い印象。そういう方と地元の方がつながれば、もっと活性化されて良い地域になると思います。

渡:
イベントのゴールとしては、まさに、そこですね!
地域が活性化することで、地域外の方と繋がり、移住者の方と新しいコミュニティができれば素敵ですね。

植:
この人がいるから、ここに住もうと思えることが大事。
もっといろんな人が来てくれることが活性化には必要で、どこの誰か分からないけど、なんか楽しいなと思ってもらえる、そんなコミュニティを伊予市の方と一緒に作っていきたいですね。

地元の方と移住者の方の橋渡しをしている素敵な企業・植西運送さん。
伊予市出身の方と渡辺さんのような外から来た方がうまく融合して、新しいものを創っていく温故知新の会社の姿が、今後の伊予市の目指す姿と重なりました。
これからの植西運送さんと地域との結びつきに大注目です!
次回の中山せんべろ横丁は、6月28日(土)16時~スタートです。
千円でべろべろになれる(?)「せんべろ」体験!
是非行ってみてくださいね!

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取材・記事:レバニラ(伊予市ローカルナビゲーター)

 伊予市では、「伊予市が好き。もっと楽しく伊予市で暮らしたい。この想いが人のためになればもっと嬉しい。」という気持ちで活動してくれる方を「伊予市ローカルナビゲーター」として登録してもらい、市の魅力発信に取り組んでいます。
 今回は、伊予市愛に溢れるローカルナビゲーターのレバニラさんに、記事を作成していただきました。

株式会社植西運送
〔本社〕791-3206愛媛県伊予市中山町中山子43-2
TEL 089-968-0440
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