JR伊予市駅のすぐ隣、いにしえの灘町を感じさせる建物
観光物産センター「手づくり交流市場・町家」。
特産品の販売や飲食店が並び、テラス席で訪れた人たちが食事や会話を楽しみながら穏やかに過ごすことができます。

その一角にひっそりと佇むお店「アトリエ　マイ」。
ベビー用品を扱うこのお店は、町家の中で静かに、やさしい空気をまとっています。
赤ちゃんのための洋服や小物が並ぶその空間は、ふと足を止めたくなるやさしさに満ちています。

安心とぬくもりを届ける、小さな贈り物

店内にはストラップや歯固め、お出かけグッズ、シンプルでお洒落なデザインの洋服などが並んでいます。
手にとるものはどれも、やさしい素材と丁寧な手仕事から生まれたものばかり。

口に入れても安心なもので作っているところもこだわりです。
手作りのストラップは赤ちゃんが成長した後に大人も使えるような仕様で作られていて
赤ちゃんにもお母さんにも優しいものです。

名前や生年月日をその場で入れることができるアイテムは出産祝いや誕生日のプレゼントとしてもおすすめです。

初めて赤ちゃんに贈り物を選ぶ人も、店主が予算や要望に応じて一緒に選んでくれるので安心です。

ひとつひとつから赤ちゃんの健やかな日々を願う気持ちが伝わってきます。
赤ちゃんの未来をやさしく包みこむものたちは、見ているだけでもほっとするものばかりです。

世界に一つだけのものを。

自分で好きなパーツを選んでシューズクリップやマグホルダーなども作ることができるワークショップも行っています。

会話をしながら楽しく世界に一つだけのオリジナルのグッズを作ることができます。
お店のインスタグラムから予約できるので、ぜひ体験してみてください。

子育て中のひとたちが繋がる場所

「産休、育休中のママたちが赤ちゃんを連れて、散歩で来やすい場所にしたいんです。
子育てで悩んだり、一人で塞ぎ込んだり．．．
そんなママたちが少しでも楽しめる場所、繋がれる場所でありたいんです。」

そう語るのは店主の山中さん。
山中さん自身も子育て真っただ中。「子育て中でも何か自分にできることに挑戦してみたい！」という思いから、このお店を始めました。
当初はインターネットでの販売やイベントなどを中心に出店を行っていましたが、「子育て中の人たちが繋がれる場所を作りたい」と昨年の夏ごろに「町家」に実店舗をオープンさせました。

「町家がみんなでご飯を食べて子供たちが走り回るような、そんなにぎやかな場所になってほしいです。お店に来てくれる人たちが繋がって、子育てがしやすい街になれば嬉しいです。」山中さんはそう話してくださいました。

「町家」はものを買うだけでなく、会話が生まれ、つながりが生まれる場所。
「アトリエ　マイ」で商品を手に取るその瞬間から、育児の悩みや、子どもの成長の話、地域の情報など、ふとした会話から子育てに関わる人たちが繋がることができるのです。

大切な誰かの「はじまり」を祝うために、そっと訪れたくなる空間。
「アトリエ　マイ」は子育て中の人たちが繋がれる町家のなかの特別な場所です。

ぜひ、訪れてみてください

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取材：asahi